厚生年金加入要件緩和でシングルマザーにとってメリットあり?
2018/08/20
2016年10月からパートなど短時間労働者約25万人が
厚生年金加入などの対象者となります。
今まで厚生年金に加入できていなかったシングルマザー・母子家庭にとって
加入用件が緩和されることで、メリットはあるでしょうか。
Contents
厚生年金に入ることにより
シングルマザーにとって
厚生年金に加入できなかった雇用条件が拡大されることにより
今まで、国民年金や市町村の国民健康保険に入っている人は
保険料が安くなる場合があるので、とても助かるかと思います。
老後の年金は、働けない年齢になったときに大きな収入です。
国民年金に加入している人
国民年金は前年度の収入に応じて、3分の2免除・3分の1免除・全額免除などのを
受けることができる制度もありますが、免除されている分
老後にもらえる年金額も減ってしまいます。
免除を受けているので、仕方のないことですが。
それでも、年金を受ける権利がなくなるわけではないので
国民年金を支払う余裕がない人は、市町村の役所に相談に行かれることをお薦めします。
新たな要件
現在の厚生年金の加入用件の労働時間は
「週30時間以上」ですが
「週20時間以上」に引き下げられます。
①従業員501人以上の企業などに勤務
②労働時間週20時間以上
③月収8.8万円以上(年収106万円以上)
④勤務期間1年以上の見込み
以上の項目をクリアした人のみになります。
ここに当てはまるかどうか
かなりの人数の人が、ここに当てはまるとされていますが
従業員数が501人に満たない場合や、ダブルワークをされていて
トータル収入はあるけれど、それぞれの職場での収入なので
ここをクリアしていない場合などは適用されない場合もあります。
夫に扶養されている人には
デメリットになることが多いようです。
夫の厚生年金に入っていた方が得になるため
自分の収入を押さえないといけない、労働時間を減らす人も出てくると思います。
私の職場でも、これらの事で困っている女性が出てきていますが
シングルマザーは困ることではなくメリットではないでしょうか?
今後の動きは
私個人の意見ですが、シングルマザーで厚生年金に
加入できることはメリットだと思います。
手取り金額は減ったとしても、雇用者側が半分もってくれますので
年金をもらう時に、金額は増えます。
501人以上の壁がある人も多いかと思います。
社会全体として、500人以下の企業も多数ありますので。
その壁がなくなる時がくるかもしれませんね。